お知らせ

少人数制がベストである理由①

まるさんかくしかく保育園の定員は12名

あえて少人数にしています。

その理由は子供の発育と関係があります。

 

 

子供の成長スピードは個人差があります。

特に3歳までの間はかなりの差がでます。

 

 

発達、発育には順番があります。

子供たちはその発達や発育の順番にあった

体の動きや遊びを自然に行います。

そして、その動きを習得し体と心が育つと次の段階に進みます。

 

 

例えば、ちょっとした段差から両足でジャンプ

することをひたすら繰り返している子供がいるとします。

その子は今、両足両手を同時に使うという段階です。

自らの考えを行動に移すという段階です。

 

 

それを習得すると

全然違うことをしだします。

それが成長です。

 

 

私たち大人はその遊びに可能な限り付き合ってあげなければいけません。

そう付き合うだけでいいのです。

これをやめさせて別のことをさせると

子供はこの段階の成長に「抜け」が起こります。

 

 

それが後々に体の面でも心の面でも影響が出ることがあります。

 

 

このように子供の発育段階に合わせて付き合うには

少人数に対して保育従事者が多くなければ実現できません。

 

 

規模が大きくなり園児の数が増えると

どうしても設定保育の内容の中に全て園児をあてはめなければいけません。

その設定にはまった子にとってはいいのですが

そこから遅れる子や先の段階にいる子にしてはかなり居心地の悪い状況になります。

 

 

「集団生活に慣れさせたほうがいい」

という考え方がありますがそれはもう少し先でも良いでしょう。

小学校に行くと嫌でも集団生活を送らなければいけません。

 

 

未就学の間は集団よりも個人が重要です。

個人が重要な時期に個人がしっかり育っていないと逆に集団でも適応できなくなります。

私自身も我が子を早い段階から集団で慣れさせたほうがいいのではないかと考えて保育施設を選びましたが今ではもっと個を育ててあげればよかったと少し後悔しています。

 

 

ある小規模の幼児教室の先生が

「ここで育った子は心配しなくても小学校に行ったら他人を受け入れられる子になります」

と仰っていた意味が今となって理解できてきました。

 

 

そのような経験からも当園では

できるだけ個人に寄り添って見守るということを保育理念としています。

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