目の前に階段とエスカレーターがあると、あなたはどちらを選びますか?
大人になるにつれて、ついつい「歩く」ことから逃げてしまいませんか?
なぜなら「歩く」ということは、大人にとっては移動の〝手段〟の一つだから。
だんだん楽な方を、移動の最短距離を選びがちです。
でも、子どもは違います。
子どもは歩行の機能そのものを発達させるために歩きます。
よちよち歩きはじめた我が子と散歩に行こうものなら、右へ左へ、あっちへこっちへ、
しゃがんでアリさん見つけて、立ち止まって、一体いつになったら目的地に着くのだろう?と
思ったことありませんか?(笑)
歩きたい時期の子どもは、こちらが何も言わなくてもたくさん歩こうとしてくれます。
動物の中で、「直立二足歩行」を確立したのは人間だけです。
そして、手を、指先を使えるようになりました。
その結果、他の動物に比べて知能や精神が発達したのは有名な話ですよね。
寝返りをして、ズリバイをして、ハイハイをして、つかまり立ちをしてから
二本の足で歩いて。
この過程をしっかり通過しないと、人の体づくりの基本となる必要な筋肉が発達しません。
歩きたい時期はいずれなくなり、歩く=手段になってきます。
当園でも子どもたちはみんな歩くのが大好き!
お外でも、室内でも、ただ歩いたり走ったりするだけでもとっても楽しそう1
まさに「歩くべくして歩く」
この時期に、線上歩行の練習や段差の登り降りなどを「歩く」にプラスアルファしてあげて
さらに歩くに磨きをかけていきます!
歩いてお散歩に行けるのも今のうちだと思い、
私も息子が歩きたいときはどこでもいつでもゆっくり彼のペースで
たくさん歩いてもらうようにしています。